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荒川区 荒川 町屋にある教会。東京カルバリ教会です。

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礼拝Worship


礼拝説教 message

東京カルバリ教会説教 笠間良牧師 二〇二一年一一月二八日 第二二二〇号
「愛の力」 ローマの信徒への手紙 一二章九節~二一節

 最近新聞を読んでいますと、いわゆるポストコロナ。コロナ禍が終わった後のことが書かれるようになってきました。今はウィズコロナという状況で、緊縮状態が続いていますが、いよいよ未来に向けて目を向ける時が来ました。新聞などで書かれているのはコロナを超えたところで解放された時にちゃんと経済が立ちゆくのかどうかということです。一年くらい前の新聞では右肩上がりに成長すると書かれていましたが、今ではあまり期待出来ないと書かれることが多くなりました。廃業してしまった業種も多く、滞っていた物流を元に戻すには大変なようで、だいぶ良くはなっていくでしょうけど、前と同じレベルに戻るにはだいぶ時間が掛かりそうで、一難去って又一難と言った感じです。
 残念ながらコロナの間だけでなく、その後も少々暗い時代が続きそうな予感がありますが、だからこそ、教会というのが重要な役割を果たすべき時なのでしょう。
 教会は常に世界に光を灯す存在です。暗い世の中にあってこそ、その光を輝かせようという思いが私達には必要です。教会自体もコロナ禍で大きなダメージを受けています。それはちゃんと直視しつつ、これからのことを私達は考えていかねばならないでしょう。
 どの教会であっても、幾多の困難を乗り越えてきた歴史を持っています。全て順風満帆に成長していった教会なんて一つもありません。どの教会にも苦難の歴史を超えてきて今があります。今も又困難な中にありますが、この困難も乗り越えられることを信じていきたいものです。勿論この教会にも苦難の歴史を経て今があります。これからも苦難はあるでしょうが、それ以上に喜びがあるからこそ、教会は続いています。
 教会の困難の歴史というのは、教会の始まりからありました。
 歴史的に言えばユダヤ教から分かれて始まったキリスト教は、ユダヤ教から目の敵にされましたし(1)、皇帝を敬わないという理由でローマからも嫌われました(2)。そのため迫害を受け続けていました。その中でも教会は着実に人を増やしていきましたが、急速に大きくなったことから、教会の中でも混乱が生じてしまいました。
 こう言うのを内憂外患と言ったりもしますが、教会は最初から危機の連続だったというのも確かな話です。しかしそういったいくつもの危機を乗り越えることで教会はより強くなり、二千年の時をしっかり歩み続けています。
 その歩み続けられた原動力というのがどこにあったのか。そして教会が強くなる最も重要なことが本日の聖書箇所に書かれています。
 この手紙の著者のパウロはこれまでいくつもの教会を作ってきており、それぞれの教会での危機を目の当たりにしてきた経験がありますので、その上で、教会が生き残るために最も重要なことを語ります。
 その最大の秘訣が書かれていますが、一言で言うなら、それは愛という言葉に集約されます。
 教会が他の共同体とは違う点で、これが中心にあるから、教会はどんな時代でも生き残れるという秘訣。それが愛という言葉です。
 最初の九節に「愛には偽りがあってはなりません。」という言葉がありますが、これは最も重要な言葉でしょう。愛とは言葉では無く心です。心から本当の愛を持てるようになって初めて信仰を全うすることが出来るということなのですから。
 これは私はイエス様を心から信じますという思いそのものです。心からイエス様を信じると言うことは、そのままイエス様を愛すると言うことで、更に言うならば、「イエス様を信じます」というのは、イエス様から愛されていることを信じますという誓いです。
 その心になるまでが信仰への道行きです。洗礼を受けたらその境地になれるという訳でもありませんし、人が常にそのような愛を持ち続けることはとても困難です。だからこそ、愛することを常に意識すること、学ぶことが重要になります。礼拝や祈りというのは、まさにその愛に近づくためのものでもあるのです。教会はそのためにあると言っても良いです。
 以降少し具体的な愛の実践が書かれます。一〇節に書かれた「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。」という言葉は、教会内でのトラブルや争いを解決する最上の方法です。教会内の争いは、結局相手を思わないことから始まるのですから。人に愛を注ぐことが出来なくなると、争いは終わりません。理想を言うなら、相手を思いやる心をみんなが持てば、争いは無くなると信じたいところです。ここで教会の中に対する心構えが語られました。
 そして一四節の「あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。」という言葉も重要です。外から来る迫害に対する具体的な対応策です。マタイによる福音書二六章五二節で「剣を取るものは皆、剣で滅びる」とイエス様もおっしゃっていましたが、暴力に対して暴力で対抗するならば、その先には滅びが待っています。耐えて祈ることが最も大きな力になるということです。二〇節に「あなたの敵が飢えていたら食べさせ、渇いていたら飲ませよ。そうすれば、燃える炭火を彼の頭に積むことになる」とありますが、愛の力で悪意に対抗せよということです(3)
 一八節に「できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。」とありますが、それが教会内外での愛の実践を語るパウロの願いです。
 これはとても大切な事なのですが、実践は本当に難しいことです。書かれているから出来るかというと、無理ではないかと思えるほどです。
 実際それは難しいかもしれませんし、どれだけ努力しても出来ないかもしれません。しかしだからこそ私達はそれを教会の中で学び続けていく事になります。
 イエス様が私達にしてくださったこと。命を賭けて私達を救ってくださったことを愛の目標とします。そしてそのイエス様が聖霊を通して私達にその力を与えてくださることを信じます。
 イエス様から愛を受けていくこと。イエス様に愛をお返しすること。それを通して、自分自身の実生活の中で、それを実践していくこと。パウロが伝えたいことは、教会が最も大切なものを守りつつ続いていくための大切な中心です。
 愛こそが教会の中心です。私達はまず基本を忘れないように、常に立ち返り、その中心をを目指していきましょう。それによって教会は建ち、それによって教会は光であり続けるのです。
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